馬鹿になりたくて女の生涯 Part.2 火曜日はお任せ!

愛するおまえのことはさておき、体に塗ってある全ての化粧品類を、更地に蒔いて、いつかどこかの誰かと目があって、可哀想な自分可哀想な自分可哀想な自分可哀想な自分と呟くモグラを共にお尻で踏んづけよう

更地から生えし化粧された少女の顔面の数々が、クッパのモノマネで人気を博す素人男優に、採点されていくシーンが見ものだ

 

えっと、他に、何か言うことは無くて?待ってもう40分だよ?LiLiLineちゃんは?見てくれてなかったのかな?失ってたのかな?視界??

 

ごめん、ほら、今日、あれだよあれ、スニッカーズ売り切れてて、だから、まあ、行こう、とかさ、ほら、スニッカーズ、じゃないんだけど笑 でもさ、全てスニッカーズみたいなものだと思うのよ俺は、だって、結果、遅刻の理由は聞き入れられない訳でしょ?

タイムリープタイムリープ

本当はね、おまえのことを探しに、何度も時間を逆行して、ぐるぐるした挙句、江戸時代の鞘を飯蛸に浸してさ、唱えた訳よ

「ぺちぺちぺちぺち都会はもうある」

って、恥ずかしい奴が、おまえの鍵なんだよ、、

だから、それで、おまえの陰が実体を持って、やっと、辿り着けたのよ、おまえの光目掛けて!!

 

そんなこと言われて痙攣らない顔があったら、まじで新しい顔に変えて貰ったほうが良い

私の胸の中の灯火が、消える前に、かろうじて空気と同和していた灯火が、消える前に、おまえのその透明ブロックで連鎖されゆき言葉の数々を、どうにかして

来てくれてありがとう

に変換すべく、私は前足を上げる時に、少しだけ別の誰かを意識してみた

 

愛されない自分との決別を元に、誰かである自分を作り、そいつが代わりに愛されてくれりゃあお茶の子さいさいだな

その一歩目が、前足を上げる自分だ

確定された誰かでも似てない有名人でもマスコットキャラでもなく、ただ「誰かである自分」を、右足にまとわせ、ジョジョ?かなんかで右足だけ超人にさせているみたいに、グンと、景色を、遠くの方を見てみた

 

太陽は、いつもと同じなのに、久しぶりね、と、言ってくれた

自分の言葉だけれども!!!!!!

 

映画と喫茶店ハシゴからのノープランデート、欲しい物も特に無く、ただただ呆れるまでの「お試し審査」を彼氏に施そうと、優位な目線から街を歩く

勿論、自分の方が好かれてなさが上、冷たくされていることは衆知の上なので、それに勝つ為に、実行していることも、大いにあることはわかっている

人混みよりも彼氏と手を繋ぎたい

その気持ちは、全然ある

 

 

なんかさぁ、バカみたい!!

 

映画の、主人公が、余りにも美しくて、泣いてしまった

彼氏の変な、私と何もしない為の理由、その全てに対して、怒りしか湧かず、論破も「違う違う」でぐしゃぐしゃにされる、もう本当に、嫌い

 

バカだよ、バカ!なんなの!もうやめようよこういうの!!

 

彼氏は、戸惑いながらも、目線を外らせつつも、久しぶりに正しい言葉を探しているみたいだ

 

なんかもう帰るわ!帰ろうよ、もう無理、今日はもういいし、なんかもう、話してよなんか!

 

うーん、好きなのに伝えられてなくてごめんね、、本当、好きだからこうして一緒に映画観てるんだよ、、?

 

わかった、火曜日は任せるわ

 

え?

 

火曜日、空いてるかわかんないけど普通に空いてるでしょ夜なら、そん時任せるわ!

 

ああ、わかった、じゃあその時、プラン考えて、楽しもう、楽しもうね、絶対

 

帰る

 

 

 

駅の中の、トイレは、いつも、汚くて、嫌いだ

手を洗って、鏡を見る前に思い付いたこと、大概良いこと

その日の内に、忘れない、とっても良いこと

改札の先にあるコンビニに立ち寄り、なにか飲み物を買いながら、なんとなくレジを後にする

普通に生きることの、変な感覚を、持ち合わせている、子供みたいだな

ただ、笑って、朝を迎えられるかどうか、誰に電話するか悩もう

馬鹿になりたくて女の生涯 part1.おまえの裸は気持ち悪いけど気持ち悪い

悪い悪い、待たせたね

そう言うおまえの頬には、トライアングルにへし折った針を捧げよう

私の国に居る唾は、君の国に居る唾とは、おねんね一緒に出来ません

蓄えが沢山あるスポンジの水は、おまえの体に染み込んだ誰かをいたぶる性質を、海底のdocomoショップへと沈み込むだろう、そして、機種変に戸惑わせてる内に窒息死で殺すだろう

上げることも下げることもしないで、自分のテリトリーに居るだけ居てそこから出ることをせず、目の前の道路、信号機、数々の看板に数々のお店を、度外視しながら目的地だけを考えて歩く貴様の、もしも着ることのあるランウェイを、素肌から大量のエキスが出る体型にダイエットの成果故にひとまず起きちまえ、そして後にランウェイからはみ乳出ちゃえ

おまえ、おまえ、おまえ、おまえ

なにがあっても、私の心の中は、おまえしかいない

こんなに憎いのに、もう会う必要も更々ないのに、おまえしかいない